清め(読み)キヨメ

デジタル大辞泉 「清め」の意味・読み・例文・類語

きよめ【清め/浄め】

よごれを除き、清浄にすること。
「まだ―もやらぬ火皿のマッチ巻莨シガーからと共に」〈蘆花不如帰
罪やけがれなどの不浄を取り除くこと。また、その役割をするもの。「―の火」「お―」
[類語]潔斎斎戒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の清めの言及

【塩】より

… 塩はまた,とりわけ聖書において高い象徴性をもって語られている。そこでは神と人との間に不壊(ふえ)にして聖なるきずなが〈塩の契約〉ということばで表され(《民数記》18:19,《歴代志》下13:5など),ヤハウェ自身が供物に塩を加えることを命じ(《レビ記》2:13,《エゼキエル書》43:24),さらに塩によって悪しき水を清め,死と流産の穢(けがれ)をはらう(《列王紀》下2:20)ことが述べられている。新約聖書の有名な一句〈汝らは地の塩なり〉も以上のような旧約における不変の契り,神の食物,浄化力の象徴としての塩のイメージが重層的に内面化されたものとして読むことができよう。…

※「清め」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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