淘汰(生物)(読み)とうた

百科事典マイペディア 「淘汰(生物)」の意味・わかりやすい解説

淘汰(生物)【とうた】

選択とも。生物個体群の中で特定形質(厳密には遺伝子)をもつ個体が子孫を残すことに関して選別されること。その形質をもつために,他の個体よりも子孫を残しにくくなる場合も,残しやすくなる場合も,ともにいう。 自然界で起こる淘汰は自然淘汰と呼ばれ,進化の基本的な要因となっている。人間家畜作物で特定の形質をもつものを選抜することを人為淘汰と呼び,古くから品種改良手段として用いられてきた。→自然淘汰説
→関連項目利己的遺伝子

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