海底流床(読み)かいていりゅうしょう(英語表記)deep-sea channel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海底流床」の意味・わかりやすい解説

海底流床
かいていりゅうしょう
deep-sea channel

海底扇状地において,タービダイトが流れることによって生じる川底のような流路の跡。現在,海底流床が存在する所は,アマゾン川,ミシシッピ川,ガンジス・プラマプトラ川,インダス川オリノコ川などである。世界最大の海底流床は,ガンジス・プラマプトラ川から流れ込むベンガル湾のもので,バングラデシュ海岸から東に 150km離れた所で,幅 3km,深さ 100mの流床が見つかっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android