浮潮・憂潮(読み)うきしお

精選版 日本国語大辞典 「浮潮・憂潮」の意味・読み・例文・類語

うき‐しお ‥しほ【浮潮・憂潮】

〘名〙
① 潮の流れ。潮流。「浮き」を「憂き」にかけて用いることもある。
※清輔集(1177頃)「うき汐の波にただよふ浜千鳥跡とどむべき方も知られず」
② (憂潮) つらく苦しい時期。また、その立場。うきせ。うきふし。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)中「身のうきしほで梅川もここを思ひの定宿(ぢゃうやど)と」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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