日本大百科全書(ニッポニカ) 「浮島(山口県)」の意味・わかりやすい解説 浮島(山口県)うかしま 山口県南東部、周防(すおう)大島(大島)の北方にある島。大島郡周防大島町に属す。面積2.30平方キロメートル。大島北岸の日前(ひくま)から北東5キロメートルにあり、大部分花崗岩(かこうがん)からなる。中世には陶(すえ)氏水軍宇賀島衆の根拠地であったが、厳島(いつくしま)の戦い(1555)で全滅した。島内はよく耕地化され、ほとんどがミカン園。浮島漁港があり、漁業はイワシ網、小型底引網を行う。夏はキャンプ地、海水浴場としてにぎわう。人口251(2009)。[三浦 肇][参照項目] | 厳島の戦い | 大島 | 橘 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例