浮世は一分五厘(読み)うきよはいっぷんごりん

精選版 日本国語大辞典 「浮世は一分五厘」の意味・読み・例文・類語

うきよ【浮世】 は 一分五厘(いっぷんごりん)

(「一分五厘」は銀貨値段) この世のことは、それほどねうちのあるものではないの意。世の中を軽くみていう語。一説に「一分五厘」は一人一日の米代という。浮世三分五厘
浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)下「万の病は心から、一寸さきはやみの夜、うき世は一分五りんづつ、人参入てあげたらば御ほんぶくとぞ申ける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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