浜石榴科(読み)はまざくろか

精選版 日本国語大辞典 「浜石榴科」の意味・読み・例文・類語

はまざくろ‐か ‥クヮ【浜石榴科】

〘名〙 双子葉植物の科名。二属七種があり、アフリカ東部から東南アジアおよびオーストラリア、ポリネシアに分布する。常緑の高木と低木。葉は対生し托葉がない。花は一個または三個が頂生するか腋生し、放射相称、両性または単性。萼の基部は合生して筒となり、萼片は四~八裂し敷石状に配列し、時に内面に色があり、宿存性。花弁は小さく四~八、時にない。雄しべは一二~多数あり、萼筒につく。子房は四~一五の心皮から成り、基部で萼筒と合生することがあり、四~多室で各室に多数の胚珠がある。果実は蒴果または液果。種子胚乳がない。ハマザクロ樹皮からはタンニンをとる。まやぷしき科。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android