浚込(読み)さらいこむ

精選版 日本国語大辞典 「浚込」の意味・読み・例文・類語

さらい‐こ・む さらひ‥【浚込】

〘他マ五(四)〙 川・池・井戸などの底にたまっているものをすくうように取り、ある物の中に入れる。
※落語・羽織の女郎買ひ(1889)〈二代目古今亭今輔〉「小哥(わっち)ア全躰痩て居るから、何んか懐に入れねへと躰裁(きまり)が悪いから、へへへ是は煉瓦を一本浚(サラ)ひ込んだんで」

さらえ‐こ・む さらへ‥【浚込】

〘他マ四〙 さらってつめ込む。かき集めてほうり込む。
浮世草子傾城禁短気(1711)一「太夫が真の分は此男が皆さらへこんでおいたれば、実に二つはないはづ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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