浅田遺跡(浅田三号墳)(読み)あさだいせき(あさださんごうふん)

日本歴史地名大系 「浅田遺跡(浅田三号墳)」の解説

浅田遺跡(浅田三号墳)
あさだいせき(あさださんごうふん)

[現在地名]渋川市中郷

渋川しぶかわ市の北部、利根川上流域の右岸に所在する。旧子持こもち中郷なかごう地区にあたる付近一帯は、六世紀中葉に降下した榛名山噴火軽石が一メートル以上の厚さで堆積しており、降下以前の遺跡をきわめて良好に残している。平成六年(一九九四)から発掘調査を行い、軽石に覆われた六基の円墳(浅田一〜六号墳)が発見され、うち三号墳については古墳全体を調査することができた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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