浄福寺通(読み)じようふくじどおり

日本歴史地名大系 「浄福寺通」の解説

浄福寺通
じようふくじどおり

裏門うらもん通と土屋つちや町通の間にあり、豊臣秀吉の京都市街改造後に開かれた。北は寺之内てらのうち通から、南は下立売しもたちうり通までを南北に貫通。「坊目誌」は通り名の浄福寺は元今出川御門近くにあり、元和元年(一六一五)本通の笹屋町通下ルの地に移転していることから、それ以降の名称とする。

江戸時代中期頃までは南北が短かったらしく、「京羽二重」は一条通まで、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」は出水でみず通までとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android