浄山寺(読み)じようざんじ

日本歴史地名大系 「浄山寺」の解説

浄山寺
じようざんじ

[現在地名]越谷市野島

元荒川右岸に位置。野島山と号し、曹洞宗本尊延命地蔵。寛政五年(一七九三)の浄山寺口伝書や安政三年(一八五六)地蔵尊略縁起(いずれも寺蔵文書)によると、貞観二年(八六〇)円仁により天台寺院慈福じふく寺として創建され、延命地蔵も円仁の作という。その後、中興開山震龍景春(天文八年没)によって曹洞宗に改宗されたと伝える。寺号が浄山寺に改められたのは天正一八年(一五九〇)以降で、当寺を訪れた徳川家康によるものとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android