洛川(読み)らくせん

精選版 日本国語大辞典 「洛川」の意味・読み・例文・類語

らく‐せん【洛川】

本朝文粋(1060頃)一一・観賜群臣菊花詩序〈紀長谷雄〉「引十分而蕩其彩、疑秋雪之廻洛川」 〔曹植‐洛神賦序〕
[2] 〘名〙 (中国洛水になぞらえた京都鴨川の東、すなわち洛東の地がその遊興の地として知られていたところから) 若衆をいう、僧侶隠語
仮名草子・よだれかけ(1665)六「販ぎ若衆を〈略〉洛川といふは所化がたよりいで、やらうといふは町がたよりいひ出したる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報