泥中（読み）デイチュウ

デジタル大辞泉

でい‐ちゅう【泥中】

どろのなか。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

でい‐ちゅう【泥中】

〘名〙 どろのなか。

※三教指帰（797頃）下「縮頸筋連、似_二泥中亀_一」

※俳諧・笈の小文（1690‐91頃）「瓦石のうちに玉を拾ひ、泥中に金を得たる心地して」

※将来之日本（1886）〈徳富蘇峰〉六「彼のビスマルクの強項傲鷙なる、尚第十九世紀の大勢力に向ては泥中に拝跪せり」 〔漢書‐梁丘賀伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【泥中】でいちゆう

泥まみれ。〔詩、風、式微〕なり　なり　胡(なん)ぞ歸らざる　君の躬(み)(な)かりせば　胡爲(なんす)れぞ泥中に於てせん

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出典　平凡社「普及版 字通」