波板・浪板(読み)なみいた

精選版 日本国語大辞典 「波板・浪板」の意味・読み・例文・類語

なみ‐いた【波板・浪板】

〘名〙
歌舞伎大道具一つ。波の形を描いた板に台をつけ、海や川の流れに見せるもの。現在はあまり用いない。
※歌舞伎・彩入御伽草(1808)蛍ケ沼の場「役触れ済むと、禅のつとめになり、東の方へ樋の口と浪板(ナミイタ)を出す」
※新住居入門(1963)〈清水一〉一〇「強化ポリエステルの波板があり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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