波当津浦(読み)はとうづうら

日本歴史地名大系 「波当津浦」の解説

波当津浦
はとうづうら

[現在地名]蒲江町波当津浦

葛原かずらはら浦の南、名護屋なごや湾の湾口西部に位置。惣名蒲江浦の内。慶長六年(一六〇一)の竹野浦組差出帳(佐伯藩政史料)に「はとうツ」とみえ、高六四石余。正保郷帳には波島津浦とみえ、田高一六石余・畑高二二石余、蒲江郷に属した。元禄見稲簿では下浦村の内で無高。宝暦五年(一七五五)の免一ツ二分五厘(「仕上御免相御請証文」広瀬家文書)。旧高旧領取調帳では高九九石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)によれば下浦しもうら村の枝郷で、地内に志茂しもがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android