泡雪の・沫雪の(読み)あわゆきの

精選版 日本国語大辞典 「泡雪の・沫雪の」の意味・読み・例文・類語

あわゆき‐の【泡雪の・沫雪の】

沫雪がやわらかいところから「若やる」に、また、消えやすいところから「消(け)ぬ」にかかる。
古事記(712)上・歌謡栲綱(たくづの)の 白き腕(ただむき) 阿和由岐能(アワユキノ) 若やる胸をそだたき ただきまながり」
万葉(8C後)八・一六六二「沫雪之(あわゆきの)(け)ぬべきものを今までにながらへぬるは妹に逢はむとそ」

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