法臣(読み)ほうしん

精選版 日本国語大辞典 「法臣」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しん ホフ‥【法臣】

〘名〙
仏語菩薩の称。仏(法王)の臣とみなしていう。
教行信証(1224)三「仏是无上法王、菩薩為法臣
称徳天皇が、天平神護二年(七六六)、道鏡に法王の称号を与えると同時に、円興に授けた異例の称号。大納言に準じる月料を給された。
続日本紀‐天平神護二年(766)一〇月壬寅・宣命「円興禅師に法臣の位授けまつる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android