泊烏・泊鴉(読み)とまりがらす

精選版 日本国語大辞典 「泊烏・泊鴉」の意味・読み・例文・類語

とまり‐がらす【泊烏・泊鴉】

〘名〙
① ねぐらに帰る烏。やどりがらす。
※玉塵抄(1563)五三「人を待て晩景日ぐれのくらうなってとまり鴉の飛ぶ時分までなったぞ」
烏金(からすがね)(=日ぎめで貸す高利の金)をその日のうちに返さないで、翌朝まで延引すること。
随筆・当世武野俗談(1757)車婆々「一日の内に返さずして一夜延引するを泊り烏と云」

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