油山十二箇所(読み)あぶらやまじゆうにかしよ

日本歴史地名大系 「油山十二箇所」の解説

油山十二箇所
あぶらやまじゆうにかしよ

古代の高来たかく郡内にあった豊前宇佐宮領。応和三年(九六三)二月一二日の肥前国国符(宇佐大鏡)に油山十二箇所として谷上山・野上山・大河山・子戸山・岡山・小家山・浦山・千石山・伊福山・栗栖山・楠山・新戸大神代山が記される。これらはもと宇多天皇第七皇女婉子内親王家の所領であり、延喜一〇年(九一〇)二月一三日に豊前宇佐宮に施入され、応和三年になって正式に引渡されたもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android