…既成政党に従属的であったそれまでの官僚主流に対比して,政党の支配を脱しようとする姿勢に,当時としての〈新しさ〉が感じられた。五・一五事件を機に成立した斎藤実内閣の農相に登用され,経済更生運動を指導した後藤文夫をはじめ,次の岡田啓介内閣の組閣参謀となり内閣書記官長に就任した河田烈,同内閣が設置した内閣調査局の初代長官となった吉田茂(戦後の首相とは別人)などがその中心とみられた。大正後期から,青年団運動,選挙粛正運動などを推進するなかで,一定の連携をつくりあげてきた勢力であり,国維会はその背後にある組織として注目された。…
※「河田烈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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