沖合養殖(読み)おきあいようしょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沖合養殖」の意味・わかりやすい解説

沖合養殖
おきあいようしょく

内湾,内海域で発達してきた養殖を,潮流風浪などのきびしい自然条件下にある外海あるいは沖合い域で行おうとするもの。従来は主としてのり養殖で用いられていた語。方法としては筏式,浮流し養殖などが一般的であるが,陸上からの汚染物質流入自家汚染のおそれが少い反面,施設の耐久力が要求され,管理面でもむずかしい問題があり,この点での技術開発が進められ,大規模養殖システムやまぐろ養殖などの将来企業化が期待されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android