沈香木(読み)じんこうぼく

精選版 日本国語大辞典 「沈香木」の意味・読み・例文・類語

じんこう‐ぼく ヂンカウ‥【沈香木】

〘名〙 植物あこう(雀榕)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の沈香木の言及

【香料】より

…紀元前後にローマ人,ギリシア人が,インド洋のモンスーンを利用しインド渡海を敢行したのは,胡椒を中心とするインドの薬物,化粧料,木綿,中国の絹などの獲得のためであった。また4~5世紀に東方の中国人が南方海上諸国に注目したのは,ベトナム,マレー半島の沈香木(じんこうぼく)である。そして中世のアラブによって,アラビア,インド,東南アジアの各種の香料薬品(香薬)が東西両洋に転送されているが,13~14世紀の中国船の南方海上発展と,香料薬品の盛大な輸入,それから国内大都市の消費生活が最高潮に達した時代のあったことを忘れてはならない。…

※「沈香木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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