沈憂(読み)ちんゆう

精選版 日本国語大辞典 「沈憂」の意味・読み・例文・類語

ちん‐ゆう ‥イウ【沈憂】

〘名〙 憂いに沈むこと。憂鬱になること。
本朝無題詩(1162‐64頃)八・春日遊長楽寺〈藤原茂明〉「春辞京洛沈憂、古寺眺望酔裡休」

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普及版 字通 「沈憂」の読み・字形・画数・意味

【沈憂】ちんゆう(いう)

深い憂い。魏・曹植〔雑詩、六首、二〕毛(まうかつ)、形(身)を掩(おほ)はず (びくわく)(ぜんまいと、豆の葉。粗食)常に充(み)たず 去り去りて、復(ま)た(い)ふこと(なか)らん 沈憂、人をして老いしむ

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