池塘春草の夢(読み)チトウシュンソウノユメ

デジタル大辞泉 「池塘春草の夢」の意味・読み・例文・類語

池塘ちとう春草しゅんそうゆめ

朱熹「偶成詩」の一節》池の堤の春草の上で見た夢。夢の多い少年時代・青春時代の楽しさ、またそのはかなさのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「池塘春草の夢」の意味・読み・例文・類語

ちとう【池塘】 春草(しゅんそう)の夢(ゆめ)

(謝霊運の「登池上楼詩」をふまえて朱熹が作ったとされる「偶成詩」の「未覚池塘春草夢、階前梧葉已秋声」による) 池の堤の春草の上でまどろんだ少年の夢。さめたとも思われぬうちに、気づいてみれば秋、少年はすでに老人になっている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android