永泰寺(読み)えいたいじ

日本歴史地名大系 「永泰寺」の解説

永泰寺
えいたいじ

[現在地名]上九一色村古関

古関ふるせき集落のほぼ中央に位置し、門前中道なかみち往還が通り、あし川が西流している。霊亀山と号し、本尊釈迦如来。臨済宗建長寺派。東大寺の僧(長和五年没)釈迦如来を現寺地背後の釈迦しやかヶ岳山頂に安置し創建。その後荒廃していたが、観応二年(一三五一)夢窓疎石が再興、このとき本尊は霊亀の背上に負われて現れたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android