永国村(読み)ながくにむら

日本歴史地名大系 「永国村」の解説

永国村
ながくにむら

[現在地名]土浦市永国

小岩田こいわた村の西に位置する。康永二年(一三四三)八月三日の上杉重能寺領寄進状(浄智寺文書)に「奉寄 悟性寺 常陸国信太庄内長□□(国郷)事」とあり、信太しだ庄にあって、上杉重能によって悟性寺に寄進された。天正一八年(一五九〇)に結城秀康領となり、文禄三年(一五九四)一二月一四日に検地が実施された(「常陸国信太庄永国村御縄打水帳」飯田重次氏蔵)田畑のほかに野畠を分離して取扱い、石盛は下下畠と同じ二となっている。続いて慶安三年(一六五〇)朽木稙綱によって地詰検地が行われた(「常陸国信太庄永国村畑方地詰帳」同氏蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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