氷様(読み)ひのためし

精選版 日本国語大辞典 「氷様」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐ためし【氷様】

〘名〙
氷室(ひむろ)に収められている氷の厚さなどを模して石で作ったもの。氷様の奏の時に、天覧に供される。《季・新年》
内裏式(833)会「冰様進牟止、宮内省官姓名叩門故申」
太平記(14C後)二四「先正月には〈略〉氷様(ヒノタメシ)・式兵二省内外官の補任帳を進る」
※無言抄(1598)下「氷様(ヒノタメシ) 同元日なり。こほりの以厚薄豊年凶年をしるなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報