水の花(読み)ミズノハナ

デジタル大辞泉 「水の花」の意味・読み・例文・類語

みず‐の‐はな〔みづ‐〕【水の花/水の華】

湖沼や海で植物プランクトンなどが異常に繁殖し、水面色合いを変える現象。夏に多くみられる。藻類ブルーム。→青粉あおこ
ハスの花。
あゆすずきをいう女房詞

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精選版 日本国語大辞典 「水の花」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 の 花(はな)

① 鱸(すずき)をいう女房詞。〔女中詞(元祿五年)(1692)〕
② 鮎(あゆ)をいう女房詞。〔女房躾書(室町末)〕
③ 蓮(はす)の花をいう。〔知連抄(1374頃)〕
④ 水しぶき。
※歌舞伎・恋慕相撲春顔触(1872)二幕「此うち長吉舳先の碇をとって投り込み水の花立つ」
⑤ 春夏に、湖沼の表面付近に植物性プランクトンがさかんに繁殖して水の色の変わる現象。

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デジタル大辞泉プラス 「水の花」の解説

水の花

雨宮雅子の歌集。2012年刊行(角川書店)。2013年、第28回詩歌文学館賞(短歌部門)受賞

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