デジタル大辞泉
「気遠い」の意味・読み・例文・類語
け‐どお・い〔‐どほい〕【気遠い】
[形][文]けどほ・し[ク]
1 遠く隔たっているさま。遠く離れている。
「祇園祭の稽古囃子が流を渡って―・く聞えて来る」〈風葉・青春〉
2 人けがなくてものさびしい。
「いとど狐の住みかになりて、うとましう―・き木立ちに」〈源・蓬生〉
3 よそよそしい。親しみにくい。
「男子にはうち解くまじきものなりと父大臣きこえ給ひて、―・くなりたるを」〈源・少女〉
4 なじみが薄い。
「白樫といふものは、まいて深山木のなかにもいと―・くて」〈枕・四〇〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例