気転・機転(読み)きてん

精選版 日本国語大辞典 「気転・機転」の意味・読み・例文・類語

き‐てん【気転・機転】

〘名〙
① (形動) 心の働かせかた。また、物事に応じてとっさに心が働くこと。とっさにうまい考えが出るさま。〔東京教育大本下学集(室町中)〕
謡曲安宅(1516頃)「いかに弁慶さても唯今の機転さらに凡慮よりなす業にあらず」
② 思いつきで行動すること。思いつきで物事をすること。
浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)五「其日其日きてん身過

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