気仙風土草(読み)けせんふうどそう

日本歴史地名大系 「気仙風土草」の解説

気仙風土草
けせんふうどそう

二巻 相原友直

成立 宝暦一一年

写本 国会図書館

解説 上下二巻からなる。仙台藩領気仙郡内二四ヵ村の詳細な地誌。各村村の記述なかに、藩主五代伊達吉村が気仙郡巡見の際に詠んだ和歌などを挿入していることが特色となっている。相原友直は元禄一六年気仙郡高田村に生れ、経史医学を修めた。地誌にはほかに「平泉実記」「平泉雑記」などがある。天明二年没。

活字本 仙台叢書四ほか

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報