気不味(読み)きまずい

精選版 日本国語大辞典 「気不味」の意味・読み・例文・類語

き‐まず・い ‥まづい【気不味】

〘形口〙 きまづ・し 〘形ク〙 互いに相手気持がしっくりしなくて、打ち解けない様子である。気持にこだわりが生じて気づまりである。
洒落本・白狐通(1800)婢「おめへがそういふ気(キ)まづい心ならおれも今までだまされたはらいせにじゃまをしてみせる」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「イヤ何とも仰しゃりはしないが、あれ以来始終気不味(キマヅ)い顔ばかりしてゐて打解けては下さらんし」
きまず‐げ
〘形動〙
きまず‐さ
〘名〙

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