気が違う(読み)きがちがう

精選版 日本国語大辞典 「気が違う」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 違(ちが)

精神状態が正常でなくなる。
※虎明本狂言・右近左近(室町末‐近世初)「さてさてそなたは、そのごとくにきのちがふなりで、くじにあげふといふか」
② とんでもないことをいう意の、江戸流行語
洒落本傾城買四十八手(1790)やすひ手「『あんまりさましなんすな。おめへにほれてゐんすとさ』『気(キ)がちがったそうだ。何ほれて居るもんだ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android