毛塚村(読み)けつかむら

日本歴史地名大系 「毛塚村」の解説

毛塚村
けつかむら

[現在地名]東松山市毛塚・大黒部おおくろべ元宿もとじゆく

宮鼻みやはな村の西、越辺おつぺ川の左岸にある。村域は同川に沿った自然堤防・低地から高坂たかさか台地の南斜面にかけて展開し、日光脇往還が通る。松山領に属した(風土記稿)。現岩殿の正法いわどののしようぼう寺に残される天正三年(一五七五)一〇月二一日書写の舎利口決奥書に「小代之郷ケツカノ村」、同五年閏七月一二日書写の寛正六年(一四六五)記奥書に「小代ケツカの村」、同月一五日書写の松橋流印信奥書に「小代之一門毛塚之村」などとみえ、中世には小代しようだい郷のうちであったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android