水旱(読み)すいかん

精選版 日本国語大辞典 「水旱」の意味・読み・例文・類語

すい‐かん【水旱】

〘名〙 洪水(こうずい)日照り。洪水と旱魃(かんばつ)。また、洪水や旱魃による被害
※続日本紀‐慶雲元年(704)一〇月丁巳「有詔。以水旱失時。年穀不一レ稔。免并当年田租
随筆・折たく柴の記(1716頃)下「其故改元といふ事、倭漢ともに、多くは天変・地妖・水旱・疾疫等の事によらざるはあらず」 〔周礼春官

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デジタル大辞泉 「水旱」の意味・読み・例文・類語

すい‐かん【水×旱】

洪水と干魃かんばつ。また、それらによる災害

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普及版 字通 「水旱」の読み・字形・画数・意味

【水旱】すいかん

大水と、ひでり。〔左伝、昭元年〕(尭)~(こ)れ(台駘(だいたい))を汾川に封ず。~今、晉は汾(水)を(つかさど)りて之れを滅ぼせり。~山川は、則ち水旱疫の災ひあり。是(ここ)に於てか之れを(まつ)る。

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