比羅夫温泉(読み)ひらふおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「比羅夫温泉」の意味・わかりやすい解説

比羅夫温泉
ひらふおんせん

北海道南西部、後志(しりべし)総合振興局管内の倶知安町(くっちゃんちょう)にあるニセコ温泉郷の一つ。ひらふ温泉と表記する場合が多い。ニセコアンヌプリ南東斜面にあり、1894年(明治27)に発見、翌年山田太助が旅館を開業し、以来山田温泉と称したが改称した。泉質硫黄(いおう)泉。付近にニセコ最大のスキー場「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」があり、その基地となっている。なお、比羅夫という地名は阿倍(あべ)比羅夫が政庁を置いたことによるという伝承がある。JR函館(はこだて)本線倶知安駅からバスの便がある。

[瀬川秀良]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android