殖月郷(読み)うえつきごう

日本歴史地名大系 「殖月郷」の解説

殖月郷
うえつきごう

和名抄」高山寺本に「殖月」、東急本は「埴月」、刊本は「墻月」につくる。高山寺本に「宇倍津岐」の訓がある。吉野よしの川の支流たき川中流右岸の低丘陵地帯を中心とする地域と考えられ、現勝田郡勝央しようおう植月東うえつきひがし植月中うえつきなか植月北うえつききた付近一帯に比定される。植月北の丘陵上にある念仏塚ねんぶつづか遺跡から弥生時代中期の銅鐸が出土した。総高約三〇センチ、外縁付鈕式で表面には袈裟襷文が飾られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android