殆し(読み)ホトホトシ

デジタル大辞泉 「殆し」の意味・読み・例文・類語

ほとほと・し【×殆し/幾し】

[形シク]
ほとんどそうなるところである。
「漕げども漕げどもしり退しぞきに退きて―・しく打ちはめつべし」〈土佐
もう少しで死ぬところである。
「小さくて病して―・しかりけるに」〈宇津保藤原の君〉
危険が迫っている。
乱り心地いと堪へがたうて、まかでむ空も―・しうこそ侍りぬべけれ」〈藤裏葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android