歯状線(読み)シジョウセン

デジタル大辞泉 「歯状線」の意味・読み・例文・類語

しじょう‐せん〔シジヤウ‐〕【歯状線】

直腸肛門管こうもんかん境界線。管の上皮単層円柱上皮(直腸側)から重層扁平へんぺい上皮(肛門管側)に移行するところ。櫛状線しつじょうせん

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世界大百科事典(旧版)内の歯状線の言及

【痔瘻】より

…いわゆる痔の一種。直腸と肛門の接合部には歯状線とよばれる境界線があり,この部分に全周にわたって十数個の肛門陰窩(いんか)というくぼみがある。このくぼみに感染が起こると肛門陰窩炎から肛門周囲膿瘍となる。…

※「歯状線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」