歯牙に懸ける(読み)しがにかける

精選版 日本国語大辞典 「歯牙に懸ける」の意味・読み・例文・類語

しが【歯牙】 に=懸(か)ける[=留(とどめ)る]

取り立てていう。問題にする。しげに懸ける。歯牙の間に置く。否定の形を伴って用いることが多い。
※古文真宝笑雲抄(1525)一「此賦を歯牙に不掛者、胸中不足であらんぞ」
※火の柱(1904)〈木下尚江〉一「何せ狂気染みた壮士空論、元より歯牙に掛ける必要もない」

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