歩方(読み)あるきかた

精選版 日本国語大辞典 「歩方」の意味・読み・例文・類語

あるき‐かた【歩方】

〘名〙 歩く様子。歩きぶり。
※伊蘇普物語(1873)〈渡部温訳〉二七「兎、亀の行歩(アルキカタ)の遅きを笑ひ」

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世界大百科事典(旧版)内の歩方の言及

【当作歩方制】より

…幕末から明治期にかけて,備前児島半島の野崎浜(元野崎浜は倉敷市児島味野,東野崎浜は玉野市山田)でみられた特殊な地主小作制。野崎浜では1塩戸(1軒前)に3種類の当作人が存在し,それぞれ権利を意味する歩方が付与せられていた。一つは担当人と呼ばれる直接生産者の歩方,一つは地主である野崎家の親類や野崎家に対し功労のあった者に恩恵的に与えられる歩方,一つは元方(もとかた),すなわち野崎家自身の歩方である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」