歩岐島村(読み)ほきじまむら

日本歴史地名大系 「歩岐島村」の解説

歩岐島村
ほきじまむら

[現在地名]白鳥町歩岐島・干田野ひたの

長滝ながたき村の北、毘沙門びしやもん岳の東麓山地に立地。長良川右岸で、長良川支流蓮原はすはら川と前谷まえだに川に囲まれ、長良川沿いの集落と、その西方の山地に南北に細長い干田野の集落に分れる。古くは駒の尾こまのお滝とよばれた千城ヶ滝がある。保記島村とも書かれた。慶長郷帳に村名がみえ、村高四五四石余。正保郷帳では田方一六一石余・畑方二八七石余。元禄郷帳では高三四四石余。承応元年(一六五二)長滝寺山への入山をめぐり同寺と争論が起こった(「荘厳講記録」長滝寺蔵)。貞享四年(一六八七)当村一帯に霰が降り、草木・麦などすべて枯れる被害がでた(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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