寝百姓(読み)ねびゃくしょう

世界大百科事典(旧版)内の寝百姓の言及

【郡上一揆】より

…それを機に農民は再び結集して,藩へ,また老中酒井忠寄へ駕籠訴し,なかなか幕府の審理が行われないため,58年には評定所前の目安箱に箱訴している。この間藩側の切り崩しがあったりして苦しい闘いが展開されているが,一揆に結集した者を立百姓,未結集や脱落者を寝百姓と称した。この一揆の最中,郡上藩管轄下の石徹白(いとしろ)の白山社領で神頭職杉本左近派と神主上村豊前派とが激しく対立し,郡上藩によって石徹白を追われた杉本派が一揆のさなかの1756‐58年に,幕府に駕籠訴,箱訴を行い上村派の不当を訴えた。…

※「寝百姓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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