正味村(読み)しようみむら

日本歴史地名大系 「正味村」の解説

正味村
しようみむら

[現在地名]吉海町正味

大島の南端にある。東はみよう村、北は臥間ふすま村に接する。岬端に囲まれた天然の良港をもち、水軍の潮見の場であったと伝えている。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)越智郡の項に「正味村 日損所、野山有、林少有」とみえ、村高八石五斗三升四合の小村である。寛永一三年(一六三六)の正味村検地帳では田畑は一町四反で、所有者には弥右衛門、二郎左衛門の二人の名がみられるのみである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android