止水(読み)シスイ

デジタル大辞泉 「止水」の意味・読み・例文・類語

し‐すい【止水】

流れないでじっととどまっている水。たまり水。「明鏡止水
水の流れを止めること。「止水栓」→吐水

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「止水」の意味・読み・例文・類語

し‐すい【止水】

〘名〙
① とどまって流れない水。澄みきった心のたとえに使われる。
※江吏部集(1010‐11頃)上・冬日登天台即事、応員外藤納言教言「心為止水唯観月、身是微塵不嵐」
※各人心宮内の秘宮(1892)〈北村透谷〉「心こそ凡てのものを涵する止水なれ」 〔荘子‐徳充符〕
② 水の出を止めること。「止水弁」

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普及版 字通 「止水」の読み・字形・画数・意味

【止水】しすい

静かな水。〔荘子、徳充符〕仲尼曰く、人、水に鑑(かんが)みる(な)く、止水に鑑みる。

字通「止」の項目を見る

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