次郎・二郎(読み)じろう

精選版 日本国語大辞典 「次郎・二郎」の意味・読み・例文・類語

じ‐ろう ‥ラウ【次郎・二郎】

〘名〙
① 第二番目の男子。次男
※凌雲集(814)「自山崎江赴讚岐難波江口懐贈野二郎
落窪(10C後)二「太郎はこの少将、二郎は侍従にて」
② 男女を問わず、第二番目の子。
※読本・雨月物語(1776)蛇性の婬「男子二人、女子(むすめ)一人をもてり。太郎は〈略〉生産(なりはひ)を治む。二郎の女子は大和の人の(つまどひ)に迎られて」
③ いくつかあるもののうち、次位にあるもの。二番目のもの。〔俚言集覧(1797頃)〕
カキ栽培品種甘柿果実は扁球形。先端がややくぼみ縦に浅い四本の溝がある。果肉は黄紅色で種子は少ない。静岡県森町原産で江戸末期にあらわれ、今日では各地で広く栽培される。じろうがき。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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