次第浜村(読み)しだいはまむら

日本歴史地名大系 「次第浜村」の解説

次第浜村
しだいはまむら

[現在地名]聖籠町次第浜

日本海に臨み、南は網代浜あじろはま村。天正一八年(一五九〇)以降のものと推定される年未詳一〇月晦日の豊臣秀吉朱印状(津軽文書)に「したい浜」とある。慶長三年(一五九八)頃の新発田藩の御領内高付帳(新発田市史資料)には「七石六斗三升 次第浜」とあり、ほかに九石の塩年貢浦役が記される。同一五年頃の給知方ほど役帳(同資料)によれば四斗の濁酒役が二軒に課され、ほかに一石七斗の商人役も課されている。正保国絵図に二五石余、寛文四年(一六六四)郷村高辻帳に三五石とあり、同七年と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)では浜通組に属し、家数三七・人数二二九とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android