欠番・闕番(読み)けつばん

精選版 日本国語大辞典 「欠番・闕番」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ばん【欠番・闕番】

〘名〙
当番を休むこと。結番を欠くこと。順番に割りあてられている役目を果たさないこと。
御伽草子・精進魚類物語(類従所収)(室町末)「精進魚類の殿原は、御大番にぞまいりける。遅参をば、闕番にこそ付けられけれ」
② その番号にあたるところがぬけていること。また、その番号。
※壺中庵異聞(1974)〈富岡多恵子〉九「会員が死んで欠番になるのを〈略〉じっと待っているというすさまじい話である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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