横迎町(読み)よこむかえまち

日本歴史地名大系 「横迎町」の解説

横迎町
よこむかえまち

[現在地名]むつ市横迎町一丁目の一部

田名部たなぶ川の右岸に位置し、北に明神みようじん町、西南に川を隔ててしん町がある。東から田屋たや(現下北郡東通村)方面への街道が延びる。藩政初期の頃からみえる田名部五町の一。享和三年(一八〇三)の仮名付帳に横向よこむかえ町とあり、家数四三。藩政期末の北奥路程記(岩手県盛岡市中央公民館蔵)絵図では本町寄りに横町、その東に向町があり、東の町外れに「御野馬カキ」がみえる。横町には大小数戸の旗亭があって賑ったという(下北半嶋史)

明治初年の「新撰陸奥国誌」には横町と横向町が各々別個に記される。横町については「小川下の橋元より東は向町橋まて長二丁三間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android