榎田遺跡(読み)えのきだいせき

日本歴史地名大系 「榎田遺跡」の解説

榎田遺跡
えのきだいせき

[現在地名]両津市河崎 榎田

両津湾岸の河崎かわさきのうち、東から北西に向かって突出した半島形台地の榎田に水尾みずお神社があり、遺跡はその境内付近約一町歩にわたる。明治末年の発掘で石鏃勾玉が発見され、昭和六年(一九三一)神社移転工事の際、縄文中・後期および弥生中・後期にわたる石器・土器類、土師器須恵器などが大量に出土

榎田遺跡
えのきだいせき

[現在地名]甲府市千塚五丁目

あら川の自然堤防上に立地する弥生時代から平安時代の集落跡。平成三年(一九九一)発掘調査が行われ、竪穴住居跡二八軒・方形周溝墓四基・土壙一一四基・掘立柱建物跡二棟・溝三本が発見された。住居跡は古墳時代後期が一七軒と最も多く、弥生時代後期三軒、古墳時代前期一軒、奈良・平安時代七軒とほぼ連続した集落経営が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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